「いつも使っていた眼鏡を、棺の中に入れてあげたい」
「故人らしいものだから、一緒に持たせてあげたい」
ご家族から、とても多く寄せられるご相談のひとつが
**「棺の中に眼鏡を入れても大丈夫ですか?」**というご質問です。
結論からお伝えすると、
眼鏡をそのまま棺の中に入れることはできません。
この記事では、その理由と、
代わりにできる方法を葬儀社の立場からわかりやすくご説明します。
棺の中に眼鏡を入れてはいけない理由
眼鏡は、火葬の際にトラブルの原因になる可能性があるためです。
主な理由は次のとおりです。
ガラスや金属が火葬に適さない
眼鏡には、
- ガラス(レンズ)
- 金属(フレーム)
- プラスチック部品
が使われています。
これらは火葬の高温によって、
- ガラスが割れて遺骨を傷つけてしまう
- 金属が変形・溶解する
- 火葬炉の故障や不具合につながる
といったリスクがあります。
遺骨への影響が出る可能性がある
特に心配されるのが、
割れたガラスが遺骨に混ざってしまうことです。
収骨の際に、
- ご遺骨に傷がついてしまう
- きれいにお骨を拾えなくなる
といったことが起こる可能性があります。
そのため、多くの火葬場では
眼鏡の棺内納棺は禁止されています。
眼鏡は「収骨の際」に入れることができます
では、眼鏡はどうすればいいのでしょうか。
実は、
火葬後の収骨のタイミングで、骨壺に入れることが可能です。
- 火葬が終わったあと
- お骨を骨壺に納める際
- ご家族の立ち会いのもとで
最後に眼鏡を骨壺へ入れることができます。
「最後まで一緒に」というお気持ちを、
別の形で叶えることができますのでご安心ください。
※入れ方や可否は火葬場によって異なるため、
必ず葬儀社が事前にご案内します。
火葬用の眼鏡という選択肢もあります
最近では、
火葬用の眼鏡が用意されているケースもあります。
- 火葬に適した素材
- ガラスを使用しない仕様
- 故人の雰囲気を大切にできる
「どうしても眼鏡をかけた姿で送ってあげたい」
という場合には、こうした方法もご提案できます。
ご希望がある場合は、
遠慮なく葬儀社へお申し出ください。
眼鏡以外にも「入れていいか迷うもの」は相談を
眼鏡以外にも、
- 指輪
- アクセサリー
- 手紙
- 写真
- 好きだった小物
など、
「これは入れて大丈夫?」と迷うものは多くあります。
火葬に適するかどうかは、
素材・形状・火葬場のルールによって異なります。
自己判断せず、
必ず事前に葬儀社へご相談ください。
ライフサポートでは丁寧にご案内しています
ライフサポートでは、
- 棺に入れられるもの
- 入れられないもの
- 代わりにできる方法
を、ひとつひとつ丁寧にご説明しています。
「こんなこと聞いていいのかな?」
と思うようなことでも、問題ありません。
後悔のないお見送りのために、
どんなことでもご相談ください。
ご相談・お問い合わせ
ライフサポート
📞 0120-873-444
🌐 https://anshin-sougi.jp/
眼鏡をはじめ、副葬品やお別れの方法についても、
ご家族のお気持ちに寄り添ってご案内いたします。
