
お葬式の際や、のちに位牌やお墓を作るときに見かける「享年」や「行年」という言葉。どちらも故人の年齢を表す言葉ですが、その意味や使い方の違いをご存知でしょうか?
この記事では、「享年」「行年」それぞれの意味や違い、どちらを使うべきかの判断基準について、わかりやすくご紹介します。
享年とは?
「享年(きょうねん)」とは、亡くなったときの年齢を意味する仏教用語で、もともとの意味は「天から寿命を享(う)けた年数」です。数え年で表記されるのが一般的です。
数え年とは
生まれた年を「1歳」とし、以後、元旦ごとに1歳加算する年齢の数え方です。
例:2024年12月に満75歳で亡くなった場合 → 享年76
行年とは?
「行年(ぎょうねん)」も亡くなった時の年齢を表しますが、意味合いがやや異なります。
- 仏教では「人生を行じた年数」を表す言葉とされることもあります。
- 満年齢でも数え年でも使用されるため、表記方法に統一性がない場合があります。
そのため、享年と同じ意味で使われることもあれば、宗派や地域によって使い分けられることもあります。
享年と行年、どちらを使えばいいの?
実際の葬儀現場や石碑では「享年」が使われることが多いですが、お寺様の方針によって「行年」を推奨される場合もあります。
そのため、位牌やお墓の表記を決める際は、お寺様に確認をとることがもっとも確実です。
「享年=満年齢+1」とは限らない?
「享年=満年齢+1」と覚えている方も多いですが、必ずしもそれが正解ではありません。
宗派や地域によって解釈が異なり、「行年=満年齢」で表記されるケースもあります。
特に、法名・戒名との整合性や、納骨の際の記載などで混乱を避けるためにも、慎重な確認が必要です。
お位牌やお墓の表記はお寺様に確認を
仏教の宗派やお寺様の方針により、年齢の表記方法は異なります。また、地域や石材店によっても慣習が異なるため、表記はお寺様の指示に従って作るのが安心です。
ご不明な点はライフサポートへご相談ください
「享年」と「行年」の違いがよく分からないまま進めてしまうと、後々困ることもあります。
ライフサポートでは、宗派ごとのマナーや表記方法に精通したスタッフが、お寺様や石材店との調整まで含めて対応いたします。
ご相談は無料ですので、どうぞお気軽にご連絡ください。
📞 フリーダイヤル:0120-873-444
🌐 https://anshin-sougi.jp
まとめ
- 享年は「数え年」で表記されることが多い
- 行年は「満年齢」または「数え年」どちらでも使われることがある
- 表記は宗派・お寺様によって異なるため、必ず事前に確認を
- ご不安なときは、ライフサポートがしっかりサポートいたします