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火葬場での食事後、残った料理は持ち帰ってもいいの?

お葬式や火葬後の精進落としの場で、「食べきれなかった料理を持ち帰っても大丈夫?」というご質問をよくいただきます。
実はこの点、衛生面・マナーの両方の観点から注意が必要です。
今回は、火葬場でのお食事マナーや持ち帰りに関するルールについてご案内します。


■ 基本的には「持ち込んだものは持ち帰る」のが原則

火葬場の待合室での食事は、料理屋さんから仕出しされたお料理や、ご家族が持ち込んだお弁当などがあります。
このうち、ご家族が持ち込んだ飲食物については、ゴミや余り物は基本的に持ち帰るのがマナーです。

火葬場によってはゴミ箱が設置されていない場合もありますので、事前に袋を用意しておくと安心です。


■ 料理屋さんを頼んだ場合は「片付けまでおまかせ」

仕出し料理を料理店に依頼した場合、配膳人さんが配膳・片付けをしてくれることがほとんどです。
食器やお膳の回収はもちろん、残った料理の片付けも含まれるため、ご家族の負担も軽減されます。

ただし、残ったお料理の“持ち帰り”は基本的にお断りとしている料理店が大半です。


■ なぜ料理の持ち帰りが勧められないのか?

  • 時間が経った料理は衛生的にリスクがある
  • 常温放置されるケースが多く、夏場は特に注意
  • 万が一体調を崩された場合の責任が曖昧になる

そのため、料理屋さん側も「衛生上の理由でお持ち帰りはご遠慮ください」としているのが一般的です。


■ 一部には「食べ残しを持ち帰るのは縁起が悪い」という考えも

地域によっては、「葬儀で出された料理を持ち帰ると不幸を持ち帰る」という迷信的な言い伝えが残っている場合もあります。
もちろん必ずしも根拠があるわけではありませんが、気にされるご親族がいる場合は配慮が必要です。


■ まとめ|残った料理の扱いは「持ち帰りNG」が基本

火葬場での精進落としやお食事の場では、その場で召し上がることを前提に提供されているため、基本的には持ち帰りを遠慮するのがマナーです。
ご不明な点がある場合は、事前に葬儀社または料理屋さんへご相談いただくと安心です。

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