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【浄土宗の葬儀マナー】焼香の作法と知っておきたい心得

こんにちは。ライフサポートの富山です。
本日は「浄土宗の葬儀マナー」について、特にご質問の多い「焼香の作法」や「参列時の注意点」を中心にご紹介します。

葬儀の際、「宗派が違うとどうしたらいいかわからない」というお声をよくいただきます。特に浄土宗は日本で最も多く信仰されている宗派の一つで、ご葬儀に参列される機会も多いと思います。事前に知っておくだけで安心してご参列いただけますので、ぜひ参考になさってください。


■ 浄土宗とは?

浄土宗は、法然上人によって開かれた仏教の宗派で、阿弥陀仏の「南無阿弥陀仏」を称えることで極楽浄土に生まれ変わる(往生する)という教えです。

故人を悼むとともに、阿弥陀仏に祈りを捧げることが中心となります。


■ 浄土宗の焼香作法

焼香は、仏前に香を捧げ、故人を供養する大切な儀式です。浄土宗では以下の手順で行います。

🔸 焼香の回数

  • 1回または2回が一般的です(地域差あり)

🔸 基本の流れ(立礼式の場合)

  1. 焼香台の前で一礼(仏前に向かって)
  2. 数珠を左手にかけたまま、右手で香をつまむ
  3. 香を香炉にくべる(1~2回)
  4. 手を合わせて合掌(目を閉じても可)
  5. 再度一礼して戻る

※頭の上に香をかざす動作(額にあてる)は行いません。これは真言宗など一部宗派の所作です。


■ 参列時のマナー

▶ 数珠の持ち方

  • 必ず持参しましょう(貸出は原則ありません)
  • 左手にかけるのが正式ですが、合掌時は両手で持っても問題ありません

▶ 服装

  • 黒を基調とした喪服(男性は黒スーツ、女性は黒のワンピースまたはスーツ)
  • 派手なアクセサリーや光沢のある靴・バッグは避けましょう

▶ 合掌時の言葉

  • 「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と心の中で唱えるのが浄土宗の基本です

■ ご家族として気をつけること(喪主・施主側)

  • 僧侶とのやりとりでは「読経料」「お布施」などの金額や対応内容を事前に確認
  • お布施の表書きは「御布施」で問題ありません
  • 通夜や葬儀式の流れは基本的に僧侶がリードしてくださるのでご安心ください

■ 最後に|「わからない」を気にしすぎないで

宗派ごとのマナーには細かな違いがあるため、不安に感じる方も多いですが、大切なのは「故人を偲ぶ気持ち」です。焼香や数珠の使い方が多少違っても、心を込めて手を合わせることが何よりの供養となります。

ライフサポート(0120-873-444)では、宗派ごとのマナーや不安な点も事前にしっかりご案内しております。浄土宗のご葬儀をご希望の方や、ご不安がある方はお気軽にご相談ください。