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葬儀後に届く挨拶状・喪中はがきの正しい書き方

~感謝とお知らせを伝える大切なご挨拶~

葬儀を終えると、ご遺族の方が行う大切なご挨拶のひとつに「挨拶状」や「喪中はがき」があります。
どちらも感謝の気持ちやご報告を丁寧に伝える役割を持っていますが、目的や出す時期、文面には違いがあります。
ここでは、葬儀後に送る「挨拶状」と「喪中はがき」の正しい書き方をわかりやすく解説します。


1. 葬儀後の「挨拶状」とは

葬儀後の挨拶状(忌明けの挨拶状)は、葬儀にご参列くださった方やお世話になった方々へ感謝を伝えるお手紙です。
葬儀が無事に終わったことを報告し、心づかいへのお礼をお伝えする目的で送ります。

💠送る時期

四十九日(忌明け)の法要が終わったあと、1〜2週間以内に送るのが一般的です。

💠文面の基本構成

  1. 頭語(拝啓・謹啓など)
  2. 故人逝去の報告
  3. 葬儀へのお礼
  4. 忌明けの報告
  5. 今後のお願い(略儀ながら書中をもってご挨拶など)
  6. 結語(敬具など)

💠文例

謹啓
先般○○(故人名)儀 永眠の際にはご丁重なるご弔慰を賜り誠にありがとうございました。
おかげをもちまして○月○日に四十九日の法要を滞りなく相済ませましたことをご報告申し上げます。
生前中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。
末筆ながら皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具


2. 「喪中はがき」とは

喪中はがきは、「年賀欠礼状」とも呼ばれ、身内に不幸があったため新年の挨拶を控える旨を知らせるものです。
年末に届く年賀状に対して失礼のないよう、事前にお知らせする意味があります。

💠送る時期

11月中旬〜12月上旬に届くように投函するのが目安です。
(遅くとも12月20日ごろまでには投函すると安心です。)

💠文面の基本構成

  1. 故人が亡くなったことの報告
  2. 新年の挨拶を控える旨の説明
  3. 感謝の言葉・今後のお願い
  4. 年号と差出人名

💠文例

喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます。
〇月に母○○が〇歳にて永眠いたしました。
これまでに賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに、
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます。


3. 注意したいマナーとポイント

✅ 故人と喪主の関係を明確に

「亡母」「亡父」「妻」「夫」など、故人との続柄を明記します。

✅ 挨拶状と喪中はがきは別の目的

葬儀後の挨拶状は「お礼」、喪中はがきは「年賀欠礼のお知らせ」です。
どちらも送る場合は、対象と時期を分けて使い分けましょう。

✅ 印刷よりも気持ちを添える

業者印刷の文面でも構いませんが、最後にひとこと「ご自愛ください」などの手書きを添えると、より温かみが伝わります。


4. 宛名や差出人の書き方のポイント

  • 差出人は、喪主または家族代表の名前を記載
  • 夫婦連名の場合は、主に喪主側を右に書く
  • 故人の戒名は記載しません(俗名でOK)
  • 故人の年齢を「享年(きょうねん)」または「行年(ぎょうねん)」で記載

5. 封書・はがきの選び方

  • 挨拶状:白無地またはグレー系の弔事用便箋・封筒
  • 喪中はがき:薄いグレーや白地の弔事はがきが一般的

※華美なデザインやカラー印刷は避け、落ち着いた印象を心がけましょう。


6. まとめ

葬儀後の挨拶状や喪中はがきは、故人を偲びながらも、関わってくださった方々への「感謝」と「礼儀」を伝える大切なご挨拶です。
形式にとらわれすぎず、受け取る方への思いやりを込めて書くことが何よりも大切です。


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