――知っておきたいマナーと心配りのポイント――
はじめに
年末が近づくと、「喪中はがきを出すべきか」「親しい人にだけ年賀状を出してもいいのか」など、迷う方も多いのではないでしょうか。
喪中はがきと年賀状には、古くからの礼儀や相手への思いやりが込められています。今回は、その基本マナーと「どこまで出してよいのか」という線引きを、わかりやすく解説します。
喪中はがきとは?
喪中はがきは、「身内に不幸があり、年賀の挨拶を控えます」というお知らせです。
年賀状の代わりに出すものではなく、「新年のご挨拶を失礼します」という連絡の意味を持ちます。
出す時期
一般的には 11月中旬〜12月初旬 に届くように送るのが目安です。
年末ギリギリになると相手がすでに年賀状を書いている場合もあるため、早めの投函が安心です。
出す相手
・毎年年賀状のやりとりをしている方
・親戚、知人、会社関係など
つまり「普段新年の挨拶を交わす関係」の方へ出すのが基本です。
どこまでを「喪中」とするのか
喪中にあたる範囲には明確な法律上の決まりはありませんが、一般的には以下の関係を指します。
続柄 | 喪中に含まれる目安 |
---|---|
配偶者 | 含まれる |
父母 | 含まれる |
子 | 含まれる |
兄弟姉妹 | 含まれる |
祖父母 | 含まれる(同居・親しい場合) |
おじ・おば・いとこなど | 状況により判断 |
血縁の遠い親族の場合は、「喪中」とせず、通常通り年賀状を出す方も増えています。
「故人との関係の深さ」や「ご自身の気持ち」で判断して差し支えありません。
喪中でも年賀状を出していいケース
実は、喪中だからといって「すべての年賀状を出してはいけない」というわけではありません。
✅ 出してもよいケース
- 喪中でない相手に対して、自分以外の家族名義で出す場合
- 仕事関係や取引先など、業務上の連絡を兼ねたもの
- 相手からすでに年賀状が届いたため、寒中見舞いとして返信する場合
つまり、「喪に服す自分」名義での年賀状を控えるのが基本であり、家族や会社など別の立場での挨拶は差し支えありません。
喪中はがきを出していない人から年賀状が届いたら?
年賀状を出した後に相手が喪中だったと知る場合や、逆に喪中を知らずに受け取る場合もあります。
その場合は、無理に謝罪や再送をせず、「寒中見舞い」で心を込めて返す のが最も自然です。
寒中見舞いの例文
「ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました。喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただいておりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。」
このように、相手の気持ちを受け取りつつ、穏やかに伝えるのが大切です。
まとめ
喪中はがきや年賀状には、形式以上に「思いやり」の気持ちが表れます。
誰に出すか迷ったときは、「相手にどう受け取ってもらいたいか」を基準にするとよいでしょう。
- 喪中はがきは「年賀欠礼」のお知らせ
- 年賀状は「祝う気持ちを伝える手紙」
どちらも“心を伝える”という点で共通しています。
相手への配慮を忘れず、温かい気持ちで新しい年を迎えましょう。
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