近年、「エンバーミング」という言葉を耳にする機会が増えましたが、実際にどんなことをするのかご存知でしょうか?
エンバーミングは、ご遺体を衛生的に保ち、見た目を整える技術です。特にご葬儀まで日数が空く場合や、遠方の親族を待つ必要がある場合などに利用されることが多いです。
今回は、エンバーミングとはどのようなものか、その流れやメリット・デメリットを詳しく解説します。
エンバーミングとは?
エンバーミングとは、簡単に言うと ご遺体を防腐・衛生処置し、自然な姿に整える技術 です。
具体的には、血液を専用の防腐液に置き換えたり、体内や外見を整えたりする作業を行います。
日本ではまだ一般的とは言えませんが、欧米ではごく普通に行われており、葬儀文化の違いを感じさせる技術でもあります。
エンバーミングの流れ
エンバーミングの処置は、以下のような流れで進められます。
- ご遺体の洗浄・消毒
衛生的に処置を行うため、まずご遺体を丁寧に洗い清めます。 - 防腐液の注入
血管を通して防腐液を注入します。これにより腐敗を遅らせ、細菌の繁殖を防ぎます。 - 体内の処置
必要に応じて内臓部分の処置を行い、腐敗をさらに防ぎます。 - 整容処置
顔色や肌の色味を整え、自然で安らかな表情になるよう化粧を施します。 - 着衣や整髪
お好きだった服を着せたり、髪を整えたりして、ご遺族の希望に合わせます。
所要時間は2~4時間程度が一般的です。
エンバーミングのメリット
① 長期間の安置が可能
防腐処置を行うことで、夏場や長期間の安置にも対応できます。遠方のご親族が揃うまで日数がかかる場合に安心です。
② 衛生面の安心
ご遺体からの感染リスクを大幅に減らすことができます。ご遺族や参列者が安心してお別れできます。
③ 美しいお別れが叶う
お顔色や表情を整えるため、まるで眠っているかのように穏やかなお姿でお別れができます。お見舞いが叶わなかった方にとっても、安らかな姿でのお別れは心の慰めとなります。
エンバーミングのデメリット
- 費用がかかる
一般的に30~50万円程度の追加費用が発生します。 - 宗教上の制約がある場合も
宗教・宗派によっては遺体に手を加えることを禁じている場合があります。事前に確認が必要です。 - 全員に必要とは限らない
火葬までが短期間で済む場合や直葬の場合は不要なこともあります。
日本での普及状況
日本では火葬文化が定着しており、遺体の長期保存が必要なケースは少ないため、まだ普及率は低めです。
しかし、近年は家族葬やお別れ会の増加に伴い、「きれいな姿で送りたい」という希望から、徐々に利用が増えています。
まとめ
エンバーミングは、大切な方を 美しく、衛生的に保つことができる大切な技術 です。
特にご葬儀まで日数が空く場合や、きれいな姿で送り出したいというご希望がある方には非常に心強い選択肢です。
「エンバーミングをするかどうか」迷われる際には、遠慮なく私たちにご相談ください。ご遺族様のご希望やご事情をお聞きしたうえで、最適なご提案をさせていただきます。
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