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葬儀の豆知識:塔婆とは?

お墓参りのとき、お墓の後ろに細長い木の板が立てられているのを見たことはありませんか?
これは「塔婆(とうば)」と呼ばれるもので、仏教における大切な供養の一つです。今回は、この「塔婆」について、意味や役割をわかりやすくご紹介します。


塔婆ってなに?

塔婆とは、故人を供養するためにお墓のそばに立てる木の板のことです。
主に法要(四十九日・一周忌・三回忌など)の際に立てられます。

もともとはサンスクリット語の「ストゥーパ(stūpa)」が語源で、仏塔や釈迦の遺骨を納めた建造物を指していました。それが日本に伝わり、今のような木の塔婆として形を変えたのです。


塔婆の役割と意味

塔婆には、以下のような意味や役割があります。

  • 仏教的な供養の象徴
     塔婆を立てることで、亡き人の冥福を祈り、善行を積むことになります。
  • 徳を積む(回向)
     塔婆供養を行うことで得られた功徳(よい行いの力)を、故人のために「回向(えこう)」するという考え方です。
  • 戒名や法要の記録
     塔婆には戒名や回忌の年数、供養する人の名前などが書かれます。

塔婆は誰が立てるの?

基本的には、遺族や近親者、縁のある方が、法要の際に住職に依頼して立てます。
塔婆を立てたい本数や、誰の名前で供養するかを相談して決めるのが一般的です。


塔婆の費用は?

お寺によって異なりますが、1本あたり10,000円程度が相場です。
本数に決まりはなく、1本でも複数本でも問題ありません。費用が気になる場合は、事前に住職や葬儀社に相談すると安心です。


塔婆は絶対に必要?

宗派や地域によって、塔婆供養を行うかどうかは異なります。
また、最近では「塔婆は立てないが心を込めて手を合わせたい」と考える方も増えています。必ずしも「立てなければならない」ものではなく、気持ちの表し方のひとつとして受け止めてよいでしょう。


まとめ

塔婆は、見た目はシンプルでも、大切な人を想う心がこもった供養のかたちです。
お墓参りや法要のときに「どうして塔婆があるの?」と感じたら、ぜひ今回の豆知識を思い出してみてください。

ライフサポートでは、法要や供養についてのご相談も随時承っております。わからないことがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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