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戒名はなぜ必要?家族が知っておきたい仏教の教え

葬儀や法要の場で耳にする「戒名(かいみょう)」。
「戒名って何?」「なぜ必要なの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、戒名の意味やつける理由、費用の目安などをわかりやすく解説いたします。


■ 戒名とは

戒名とは、故人が仏の弟子として新たにいただく名前のことです。
仏教では、人は亡くなると仏の世界へ導かれ、仏弟子となるとされています。
そのため、生前の俗名(俗世での名前)から離れ、清らかな名前=「戒名」が授けられます。


■ 戒名の由来

「戒」とは仏教の戒律(守るべき教え)を意味します。
つまり戒名とは、「仏の教えを守り、悟りを求める弟子の証」。
古くは出家した僧侶が授かるものでしたが、のちに在家信者(一般の方)にも広がりました。


■ 戒名の構成

戒名は通常、2〜6文字程度で構成されます。
多くの場合、以下のような形式をとります。

釋〇〇
○○信士(男性)/○○信女(女性)
○○居士(男性)/○○大姉(女性)

上記のうち「釋(しゃく)」は、釈迦(しゃか)=お釈迦様の弟子という意味。
末尾の「信士」「信女」「居士」「大姉」は、その人の信仰や社会的立場を表す称号です。


■ 戒名の授け方

戒名は、菩提寺(先祖代々のお寺)や葬儀を依頼する寺院の僧侶によって授けられます。
葬儀の前や枕経の際に授けられるのが一般的で、
「生前戒名(じぜんかいみょう)」として、生きているうちに授かる方も増えています。


■ 戒名のランクや費用の違い

戒名にはランク(位号)があります。
一般的には以下のような順序になります。

位号対象・意味目安
信士・信女一般的な戒名10〜30万円前後
居士・大姉敬意を表す位号30〜80万円前後
院号付き格式の高い戒名100万円以上になることも

※お布施(戒名料)はお寺や地域によって大きく異なります。


■ 生前戒名を授かる方も増えています

最近では、亡くなる前に自分の戒名を授かる「生前戒名」を希望する方も増えています。
理由としては以下のようなものがあります。

  • 家族に負担をかけたくない
  • 自分で納得のいく戒名を選びたい
  • これからの人生を仏の教えとともに歩みたい

生前戒名を授かることで、心の準備を整え、より穏やかな気持ちで日々を過ごせるといわれています。


■ まとめ:戒名は「仏弟子となる名前」

戒名は、故人が仏の弟子として歩み始めるための大切な名前です。
金額や文字数よりも、故人の想いを大切に、心のこもった戒名を授かることが一番です。
わからないことがあれば、お付き合いのあるお寺や葬儀社に相談してみましょう。


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