こんにちは。ライフサポートの富山です。
今回は「曹洞宗(そうとうしゅう)」の葬儀について、基本的な流れや焼香の作法、参列時に知っておきたいマナーをわかりやすくまとめました。
曹洞宗は全国的にも多くの寺院を有する禅宗の一つで、ご葬儀で参列する機会も多くあります。事前にマナーを知っておくだけで、安心して故人を偲ぶことができます。
■ 曹洞宗とは?
曹洞宗は道元禅師が開いた禅宗の一派で、「只管打坐(しかんたざ)」=ひたすら坐禅を組むことを重視する宗派です。
ご本尊は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)で、「日常の生活こそが修行の場」という教えに基づいています。
■ 曹洞宗の葬儀の特徴
- 葬儀では「引導法語(いんどうほうご)」という儀式で故人を導く
- 読経の中心は「修証義(しゅしょうぎ)」「般若心経」「観音経」など
- 故人に「戒名(かいみょう)」が授けられる(道号・戒名・位号がつく)
坐禅の教えを重視する宗派でありながら、葬儀では手厚い儀式が行われるのも特徴です。
■ 曹洞宗の焼香作法
▶ 焼香の回数
基本は2回(地域によっては1回や3回のこともあります)
▶ 焼香の流れ(立礼式の場合)
- 焼香台の前で一礼
- 香を右手でつまみ、香炉に2回くべる
- 合掌して黙祷
- もう一度一礼して席に戻る
※香を額にかざす作法(押しいただく)は行いません。
■ 参列時のマナー
- 数珠は必ず持参し、合掌時に両手で持ちます
- 服装は黒を基調とした喪服(派手なアクセサリーは避ける)
- 合掌時は「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」と唱えることもありますが、心の中で静かに手を合わせれば問題ありません
■ 香典袋の表書きについて
曹洞宗の葬儀では、以下の表書きが一般的です:
- 御霊前
- 御香典
- 御仏前(49日以降)
■ 最後に|大切なのは心を込めてお見送りすること
宗派ごとの細かな違いはあっても、「故人を偲び、心を込めてお見送りすること」が一番大切です。
作法や焼香の回数に不安があっても、気持ちがこもっていれば失礼になることはほとんどありません。
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